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小鳥「チョコ渡しそびれたし、週末だから一人酒」

2013/02/16 13:35 | CM(7) | アイドルマスター SS
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 22:44:42.63 ID:Eeo4HAWj0
<事務所で仕事に励む、小鳥が一人>

小鳥「……」カタカタ


小鳥「……」カタカタ



小鳥「……ふー」

小鳥「こんなもんかな?」

小鳥「はー、今週も仕事頑張ったなー…」


小鳥「それじゃあ、書類片付けて上がろうっと…」



小鳥「……」

小鳥(渡せなかったな、今年…)



2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 22:49:11.35 ID:Eeo4HAWj0
<思い返すこと、昨日>

小鳥(一応用意はしておいたけど…)

小鳥(どう渡せばよいのやら)


P「おはようございます!」

小鳥「あ、プロデューサーさん。おはようございます!」

P「いやー、今日も寒いですねー」

小鳥「そうですねー…」

小鳥(渡すなら、まだだれも来ていない今しか…!)


小鳥「あの、プロデューサーさん?」

P「はい?なんです?」


TLLLL…

P「あ、すいません、小鳥さん。…はい、もしもし?」


小鳥「……」


3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 22:53:31.48 ID:Eeo4HAWj0
春香「おはよーございまーす!」

千早「おはようございます。」


響「だからー、そうじゃなくって、枝豆は大豆なんだよ、貴音」

貴音「はて…しかし、納豆は緑色ではありませんよ、響」

響「いやだからそうじゃないんだってばー…あ!おはようございます!」

貴音「おはようございます」


小鳥(プロデューサーさんが電話をしている間に、みんな来てしまった…)


P「はい、よろしくお願いいたします!」


P「ふー。あ、みんなおはよう!」

春香「んっふっふ→?プロデューサーさん?」

P「どうした春香?そのキャラは違うぞ?」


春香「じゃじゃーん!プロデューサーさん、チョコレート!もらってね!」


5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 22:59:41.04 ID:Eeo4HAWj0
P「おお、ありがとう。どうしたんだ、これ?」

春香「えー?わかってたくせに、とぼけちゃってー」

千早「今日は、バレンタインデーですね」


P「あ、あー…今日ってもう14日だったんだ…」

P「気持ち的に節分ぐらいだった」


春香「しっかりしてくださいよ?改めまして!日頃の感謝を込めて、です!」

千早「私は別に良いと思っていたんですけど、春香がしつこかったので。私からもどうぞ」


響「自分、昨日頑張って手作りしたぞ!でもちょっとたくさん作りすぎたから、皆にも配るんだ!」

貴音「響。では、これは頂いてもいいのですね?」

響「ちょ貴音!全部はダメだって!みんなで分けるの!」

貴音「そうですか…」シュン


響「う…」

響「は、半分くらいなら、いいかもしれないけど…」


6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:04:45.15 ID:Eeo4HAWj0
小鳥「プロデューサーさん、今日はお菓子に困らなさそうですね?」

P「あはは、からかわないでくださいよ、小鳥さん。」


春香「あれ?小鳥さんからはないの?」

小鳥「…あ、あはは…。ま、まあ私は気にしなくていいんじゃないかな?」

春香「なんですか、それー?あ、響ちゃん、私も食べていい?」

響「いいけど、貴音みたく全部食べちゃダメだぞ?みんなにもわけるんだから!」

春香「私はそんなには食べられないわよ…」


千早「……四条さん、こんな朝からチョコレートを一気に食べたの?」

貴音「美味です」モグモグ


千早(鼻血出ないといいけど…)


7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:05:40.48 ID:iINkZCEY0
くいしんぼかわいい


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:10:22.48 ID:Eeo4HAWj0
小鳥(その後、やよいちゃん、あずささん、雪歩ちゃんに亜美真美姉妹…)

小鳥(もちろん美希ちゃんからも特大のチョコレートをゲットしてたプロデューサーさん)

小鳥(今日一日、事務所の中では、一躍大モテのアイドルです)


P「あはは…どうしよう、これ」

小鳥「机の上がチョコレートだらけだなんて、マンガだけかと思ってましたけど」

P「仕事場で鼻血を出さないようにがんばります…」


律子「それに喜んでられるのもつかの間ですよ。来月はきーーーーっちりお返ししないと。ねぇ…?」ニヤニヤ

P「うっ…」

律子「まあ、私はそこらへんの勘定鑑みて、あ・え・て、渡してないだけですから」

律子「あ、でももらうものは喜んでもらいますから。そこは適度に気を使ってくださいね♪」

P「ちゃっかりしすぎだろ…」


律子「ほらほら。モテモテ男演出するのはいいけど、書類とか、チョコレートで汚さないでよね?」

律子「冷蔵庫、空きがあるから適当に使って。さ、仕事仕事!」


9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:11:28.72 ID:4xNaa9g50
支援


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:15:18.88 ID:Eeo4HAWj0
小鳥(はぁ…すっかりタイミング逃しちゃったな…)

小鳥(まだ、チャンスはあるかな…)


ガチャッ

伊織「ただいまー…って、事務所すごい甘ったるい匂い!」

小鳥「あ、伊織ちゃん。お帰りなさい」

伊織「まったく、今日はどこもかしこもチョコレートね!」

小鳥「あはは…。」


小鳥「そういえば、伊織ちゃんはプロデューサーさんにあげてないわね?」

伊織「はあ?あげないわよ、あげるわけないじゃない」


伊織「そもそも私、バレンタインデーってあまり好きじゃないのよ」

伊織「なんだか下手に出るみたいで。それに、あげるに値する相手もいないしね」

小鳥「さすがね…。」


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:21:37.27 ID:Eeo4HAWj0
伊織「でもまあ、好きではないけど、否定はしないわ」

小鳥「え?」

伊織「こういうのがきっかけで、後押しされる女の子もいるってことでしょうし」

伊織「それはそれで、イベントを有効活用してほしいと思うわ」

小鳥「な、なかなかに深いわね、伊織ちゃん」


伊織「有効活用、してほしいと思っているんだけど?」

小鳥「…え?」


伊織「はーーーー。まったく、あんたは…」

伊織「辞めた。おせっかいよね」

小鳥「???」


伊織「でも、そんな微妙な顔して過ごさないほうがいいわよ」

小鳥「び、微妙な顔とは、失敬な」

伊織「それにしても、匂いで胸が焼けそうなくらいねー。やれやれよ。……」


13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:26:25.94 ID:Eeo4HAWj0
<日も暮れて…>

TLLL…

小鳥「はい、765プロです」

P『あ、お疲れ様です、小鳥さん』

小鳥「プロデューサーさん。お疲れ様です。どうしました?」


P『ちょっと真のほうなんですけど、長引きそうなんですよ。』

小鳥「珍しいですね。何かあったんですか?」

P『それがその…おびただしいほどのチョコレートが…』

小鳥「………」


小鳥(我が事務所の誇るイケメンアイドルの真価が発揮されたか…)


P『今日、事務所には戻ろうと思ってたんですけど、そのまま直帰したいと思ってますので。』

小鳥「…。はい、わかりました」


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:31:47.29 ID:Eeo4HAWj0
P『……。小鳥さん、そういえば…』

小鳥「なんですか?」


P『……。いえ、なんでもないです。それじゃ、お疲れ様です!』

小鳥「…?えっと、お疲れ様です!そちら、頑張って下さいね?」


ガチャン…

小鳥(……)


小鳥(プロデューサーさん、本日直帰)


小鳥(小鳥、ゲームオーバー…か。)


15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:37:33.23 ID:Eeo4HAWj0
<そして、今に至る>

小鳥(今日もプロデューサーさん、遅いって言ってたな…)

小鳥(でも、もう1日過ぎちゃってるし…。今更渡してもね…)

小鳥(これは、持って帰って、私が食べよう)


小鳥(プロデューサーさん、戻るかもしれないけど、戸締りして帰ろう)


ガチャッ

小鳥(鍵よし、っと)

小鳥(さてと、帰りますか…)


小鳥(はぁ…。せっかくの週末なのに、気分が上向かないなぁ…)

小鳥(ちょっと寄り道して帰ろう)


小鳥(どこか面白いところ、あるかな…)


16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:38:53.58 ID:iMdPtGxO0
俺が貰うわ


17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:41:29.36 ID:4xNaa9g50
>>16
先に貰っちまった、すまんな


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:43:56.89 ID:Eeo4HAWj0
小鳥(なんだか半分道に迷った感じだけど…)

小鳥(たどり着いたのは、小さいけど、おしゃれなバー)


小鳥(ここで会ったのも何かの縁、ちょっと入ってみよう…)


カランカラン…

小鳥(…ちょっと高そうかも)

バーテンダー「いらっしゃいませ」

小鳥「あ、どうも…」


バーテンダー「カウンター席へどうぞ」

小鳥「はい…」

小鳥(き、緊張するなぁ…)


20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:49:58.30 ID:Eeo4HAWj0
小鳥「うわっ…」


小鳥(お酒の名前?だろうけど…全然わからない…)

バーテンダー「いかがなさいますか?」

小鳥「え、えっと…お任せで、お願いしよう、かな?」

バーテンダー「かしこまりました」


小鳥(あ、質問とかはないんだ…。)


バーテンダー「どうぞ」

小鳥「これは…?」

バーテンダー「ピエール・コリンズ。ブランデーベースのカクテルです」

小鳥「へぇ…」

小鳥(レモンがワンポイントか…かわいい)


小鳥(…後味は甘いけど、カクテルにしては結構辛いかな)


21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:54:55.78 ID:Eeo4HAWj0
小鳥(週末だけど、客入りはおとなしい)

小鳥(隠れ家って感じがぴったりのお店…たまにはこういうのもいいかも)

小鳥「ふぅ…」


カランカラン…

バーテンダー「いらっしゃいませ」

?「久しぶり、マスター。儲かってる?」

バーテンダー「…見ての通りです」

?「ま、いいんじゃない?これはこれで、マスターのお店らしいわよ」

?「いつものお願いね」

バーテンダー「かしこまりました」


?「……あれ?」

?「小鳥?」


小鳥「え?」


22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:58:36.94 ID:KsHmKvQv0
              /,ィ=-:: ̄ ̄::`ミ、:\
                 //´:::::::::::::::i::::::::::::::::ヾ、ヽ  ピヨキーンこの感じ・・・
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               `iLf圭)ス_人-w从リ (
                ,. イr ぅヽ/ヽ、


23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/15(金) 23:59:44.62 ID:Eeo4HAWj0
?「随分懐かしい顔に会っちゃったわね」

小鳥「あなたは…日高、舞さん?」


舞「小鳥もこのお店、よく来てたんだ?」

小鳥「いえ…私は今日が初めてで」

舞「なるほどね…。隣、いいかしら?」

小鳥「え、ええ…」


舞「女一人がこんなお店になんて、寂しいじゃない」

小鳥「そ、そんなことは…舞さんだって…」

舞「私は、月何回か来てるのよ。たまにはひとりの時間が欲しくってね」

小鳥「あはは…たまには、か」


25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:02:35.92 ID:4Rq9Odub0
舞「まだ、事務員やってるんだ」

小鳥「まだ、っていわれても…。働かないと、生活できないですから」

舞「もういい年なんだし、早く旦那さん見つけて奥様になればいいのに」

小鳥「そんな簡単には…」


舞「内勤の事務員じゃ、出会いもない?」

舞「ここのマスターとか、どう?」

小鳥「ええ!?」


舞「冗談よ。マスターには素敵な奥様がいるもの。ね?」

バーテンダー「……」


舞「もうちょっと、喋れるといいのにねぇ…。らしいといえばらしいんだけど。」


26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:06:51.64 ID:4Rq9Odub0
小鳥「娘さん、もうだいぶ大きくなったんですよね?」

舞「13歳。中学生よ。笑っちゃうわ。つい最近までよちよち歩いていたのに」

小鳥「もう…そんなに経ったんですね」

舞「時間は平等に、確実に通り過ぎていくってわけね。」


舞「生意気にも、今はアイドルの真似事まで始めてるし。」

小鳥「噂には訊いてます。石川社長の876プロに所属したって」

舞「あの社長も変わり者だからねー。でも、人を見る目はあるから。心配はしていない」

舞「でも、基本的には私も何もしない。きっと、愛も嫌がるだろうし」

舞「子供なんて、親の知らない間に勝手に大人になっていくものなのね」

舞「ちょっと寂しい気もするけど、振り返れば、私もそんな感じだったわ」


小鳥「舞さんは…どうして、あんな急に、アイドル辞めてしまったんです?」

小鳥「もしかしたら、今だって…現役でやっていける実力があるのに」


舞「…面白いことを訊くのね、小鳥」


29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:14:04.38 ID:4Rq9Odub0
舞「ま、今となっては、私にもよくわからないってところも、正直あるわ」


舞「当時の私は、それなりにいろいろ考えていたところはあるけれど」

舞「アイドル時代の私なんて、勢いで生きていたところがあるし」

舞「…でも別に、それだけが人生じゃないでしょ?」


小鳥「私、今でも思うんですけど…あれだけ人気があって、期待もあって」

小鳥「ちょっと勿体ないなって…」


舞「勿体ない?ふふっ、小鳥からそんな言葉が出るなんて…」


舞「マスター!私と小鳥におかわり!」


舞「その言葉、きっちりそのまま、小鳥に返してあげるわ」

小鳥「え?」


30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:18:48.95 ID:4Rq9Odub0
舞「小鳥はなんというか、自分を小さく見すぎてるのよね」

舞「名前が“小鳥”だからかしら」

小鳥「そんなことは…」


舞「私の立場からいうべきではないのかもしれないけど」

舞「人生って、案外うまく回るものなのよ」

小鳥「それは、確かに舞さんの立場から言うことじゃないですね…」


舞「私は私で、苦労してたのよ?」

舞「いろいろあって運が良かったから、いいほうに目立っていたけど」

舞「私なりに努力したし、色々なこと、当時の私なりに、ずっと考えてた」


舞「小鳥は、どうかしら?」

小鳥「……」


31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:23:55.87 ID:4Rq9Odub0
舞「小鳥って、相応のものを兼ね備えているのに」

舞「バッターボックスには、立たないわよね」

小鳥「バッターボックス?」


舞「思い出して、小鳥。あなたのこれまでの人生」

舞「ターニングポイントとなるチャンスは、たくさんあったはず」


舞「チャンスが巡るだけ、それだけでも幸運だというのに」

舞「その勝負の場面に、自ら望んで、真っ向から立ち向かったってこと、ある?」


小鳥「……」

小鳥「…私は、そういうのじゃないから…」

舞「ほら、過小評価」


舞「ま、今日こんなもの持ち歩いている時点で、言わずともがな、よね」

小鳥「あ…!?」


34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:29:21.27 ID:4Rq9Odub0
舞「DEMELのチョコレートか…なかなか通じゃない。私も好きよ」

舞「ちょっと奮発したチョコレート…まさか、売れ残りのセール品を安く買ったわけじゃないでしょう?」

小鳥「……」


舞「小鳥の精神年齢は、うちの愛といい勝負ね…」

舞「どうするつもりだったのよ、これ?」


小鳥「…家に持って帰って、一人で…食べる…」グスッ

舞「わーわーわー、泣くな泣くな!」

舞「よしよし、どうどうどう…」


舞「って、お前小学生か!」


舞「はー…。チョコも気持ちも渡せずに、モヤモヤして一人酒か…よくないなー」

舞「自分の中で溜め込んでないで話しなさいよ。壁に向かって話しかけるよりは効果あるわよ」


舞「多少はおごるから。マスター!追加ね、追加!」


36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:36:25.01 ID:4Rq9Odub0
<小一時間後…>

小鳥「う~ん…う~ん…」


舞「やば…。飲ませすぎたか…」


舞「小鳥?大丈夫?ケロケロしそう??」

小鳥「う~ん…大丈夫…れす…」


舞「この娘、こんなにお酒弱かったかしら。慣れないお酒でもあったのかな」

小鳥「舞さん…なんれ私、こんななんれしょうね……」


舞「…さっきも言ったけど、小鳥は自分から何かしようとしてないじゃない。」

舞「結果は何かをすることで生まれるものであって、何もしなければ当然結果も返らないわよ」

小鳥「れも……。失敗したら辛いじゃないれすか……」


舞「ま、私が思うに、小鳥は失敗という失敗はないんじゃないの?」


37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:38:34.18 ID:Y/f/Pes50
私はもう寝るから完結させておいてくれたまえよ、キミィ


38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:38:56.98 ID:Pr0+jhi40
小鳥さんかわいいなー


40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:41:13.41 ID:sWBNDzaA0
小鳥さんって通勤の時の服装どんなだろうか


41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:43:07.95 ID:4Rq9Odub0
舞「たぶん、小鳥の思っている失敗の類は、小鳥が自分でうやむやしたという失敗」

舞「ここにあるチョコレートがいい証明ね」


舞「失敗とは、これを渡して、こっぴどく断られて、揚句に投げ捨てられるくらいのことを言うのよ」

舞「小鳥はいわば不戦敗よ」


小鳥「そのチョコレート、食べてもいいれすよ……」

舞「こら。そんなこといっていじけないの」

小鳥「私なんて…」


舞「小鳥」

舞「もうそろそろ、自分を信じて、本気出してもいいんじゃないの?」


小鳥「私の本気なんて…」


45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:51:55.96 ID:4Rq9Odub0
舞「いつまでもキャピキャピの生娘じゃいられないでしょ」

舞「無理をした翌日は肌荒れが目立つし、今時期はカサカサ肌だし、お肉の張りも緩くなり…」

小鳥「やめてくらさい…やめて」


舞「いい、小鳥。もっと危機感をもって」

舞「私のほうがちょっと年上だけど、つまるところ、小鳥ももはやアラサー…」

舞「今ここで本気出さなかったら、もう出せる本気もなくなるのよ?」

舞「判断誤って、手遅れの状態から必死になっても、見苦しいだけなの!」

舞「もう後がないの、小鳥!!」


舞「後無小鳥よ!!!」


小鳥「!!!」ガーン


50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 00:57:16.34 ID:4Rq9Odub0
小鳥「舞さん…わかりました…後がないのは、これ以上なく、よくわかりました…」

小鳥「でも、具体的に、どうすればいいのか…」


舞「そこまで訊いちゃうのー?精神年齢幼すぎでしょ…」

小鳥「はい…すいません…」


舞「まー、まずは、このチョコレートは、ちゃんと渡しなさい」

舞「一人で開封して食べちゃうとか、許さないから」


舞「事情は説明すること。いいわね」

小鳥「はい…」


舞「大事なのは、最後まで逃げない事。結果を見届けること。目をそらさない事」

舞「それができれば、小鳥に怖いものなんて、絶対に無いのよ」



舞「…昔から、ね」


55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:01:27.22 ID:4Rq9Odub0
・・・

『日高。音無小鳥って知っているか?』

『音無…?いえ、初めて訊く名前ですが…』

『まだデビューはしていないそうだが…』

『とあるルートから、彼女のデモテープを手に入れたんだ。ちょっと聴いてくれるか』

『はい』


『♪~~~』


『この人は、いったい…』 

『不思議だろう?こんな逸材が、世の中には眠っているんだ』

『今は知名度の点で、日高のアドバンテージがあるが、彼女が世に知れたら、間違いなく強力なライバルだ』

『これから、もっと大変になると思うが、ついてこれるか、日高?』


『…はいっ!頑張ります!』


59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:08:10.34 ID:4Rq9Odub0
『え?音無小鳥が…オーディションを断念した!?』


『よくわからない。詳しい情報はつかめていないのだが…』

『とある情報筋によると、ほかのオーディションもキャンセルしているらしい』

『一部では、デビュー自体諦めたのではないかという噂もある』

『そんな……。』

『まあ、日高にとってはラッキーだったな。』

『現役のアイドルで、日高の敵になるようなレベルの人間はもはやいない』

『そもそも、音無小鳥自体、今の日高には脅威ではなかったのかもしれないな』


『………』


『これまで、日高には無理させて悪かった。体も大分きついだろう?』

『スケジュールを調整して、万全の態勢で仕事に臨めるようにしていこう』

『日高の魅力は、いまや量ではなく質で勝負できる段階に来ている。最高のものを、ファンに提供しよう。』

『…はい』


61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:13:05.07 ID:4Rq9Odub0
『♪~~~~』


(…この人には、私の持っていないものを持っている)


(努力や場数だけでは絶対に得ることのできない、天性の歌声…)


(どうして、こんな恵まれた人がいるのに、私なんかが目立っているのだろう)


(この先、私は何を目指していけばいいんだろう)


(私は…今、何を目指して、どこに向かっているんだろう…?)


62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:16:07.89 ID:4Rq9Odub0
『きみが、今を時めくトップアイドル、日高舞君か』

『はじめまして!高木プロデューサー!日高舞です!』

『しゃきっとして、礼儀も正しい。素晴らしい人間性だね。ピンとくるよ!』

『ありがとうございます!』


『音無君も、挨拶したらどうだね?』

『は、はい…』 

『え、音無…さん!?』


『おや、知人かね?』

『い、いえ…まさか…私は、初対面です』

『実は、近々独立して事務所を設立しようと思ってね』

『音無君は、事務面でサポートしてくれる予定なのだよ』

『生真面目な仕事をしてくれる娘だからね。事務所も、早く軌道に乗せたいと思っている』



(どうして……)


64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:20:23.19 ID:4Rq9Odub0
・・・

舞(不思議な娘ね…)

舞(まるで、出会った頃から、時が止まっているかのよう)


舞(小鳥を見ていると、そんな昔の私も、つい思い出してしまうわ)


小鳥「すー…すー…」


舞「もう限界?ほら、こんなところで寝たら風邪ひくわよ」

小鳥「う~ん…?ここはぁ…?」

舞「ほら、起きる起きる!…もう、これじゃまるで親子ね」


舞「マスター、お愛想ね」

舞「ほら、立てる?小鳥」


小鳥「う~ん…ありがとう、舞さん…」


舞「………。こちらこそ」


67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:26:23.18 ID:4Rq9Odub0
小鳥「…なんだか、すっかりフラフラで…もうしわけなれす…」

舞「いいのよ」


舞「話の内容は随分幼稚だったけど、小鳥と久しぶりに話せて、楽しかった」

小鳥「私は…舞さんに説教されて、ちょっと辛かった」


舞「ごめんなさいね。どうも、小鳥みてると、娘見てるみたいでおせっかい焼きたくなっちゃうのよ」


小鳥「…私、もうちょっと、頑張ってみますね」

舞「そうだ。音無小鳥は、今、頑張ることが必要だ!」


舞「違うわね。小鳥はいつも頑張っているから…」

舞「自分を信じることが、必要なのよね」

舞「あまり自分を卑下にするものじゃないわよ。小鳥は、そんな女じゃないんだから」



舞「こんな立派な胸を持っているというのに」モミモミ

小鳥「ピヨォ!?」


69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:29:30.40 ID:4Rq9Odub0
小鳥「ややや、やめてくらさいよ舞さん!セクハラれすよ!?」

舞「あはは、気にしない気にしない」

小鳥「お嫁にいけなくなっちゃうじゃないれすか……」

舞「だったら、早く行きなさいよ、お嫁に」


舞「母親経験者として、いろいろと教えてあげるから、そこは安心して!」

舞「…ま、13歳でアイドル目指しちゃうような、ひねくれた子供になるかもしれないけどね」


舞「あ、そうだ!せっかくだし、アドレス交換しようよ、小鳥!」

小鳥「あー、いいれすねぇ、いいれすよぉ……」


70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:32:30.00 ID:4Rq9Odub0
小鳥「今はやりのすまーとふぉんにしたんれすけどねぇ…」

小鳥「アドレス交換の方法が、よくわからないんれすよ…」


舞「ちょっと貸してくれる?」


ピピピ…

小鳥「はー、舞さんはすごいれすねぇ…こういう機械も使いこなせるんれすか…」


舞「…えーっと、これでいいかな?」

----------------------------
To: プロデューサーさん
件名:小鳥です

夜分遅くにすいません。

大事なお話があるので、
明日、お会いできませんか?
----------------------------


小鳥「!!!!!?????」


74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:36:17.73 ID:4Rq9Odub0
小鳥「ちょ、ちょちょちょちょ…!!?」

舞「はい、送信ー」


小鳥「ああああ…」

舞「ま、これくらいしないと、小鳥は本気出さないでしょ?」


舞「っていうか、本当に生娘なのねぇ…」

舞「電話帳見回しても、明らかな男性が高木さんとこの人しかいないじゃない」

舞「大丈夫なのかしら…逆に不安だわ」


舞「あれ?もしかして、こっちじゃなくて高木社長の愛人ってこと…?」

小鳥「ち、違いますよ!」

舞「じゃあ、大丈夫じゃない♪あした、頑張ってね?」


小鳥「どどど、どうすれば…」


ヴヴヴ…

小鳥「ひぃ!電話がかかってきた!」


76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:40:08.85 ID:4Rq9Odub0
小鳥「あれ?知らない番号…」

舞「これは私の番号。アドレスは、今度ショートメールで送るわね」


舞「まー、相手から文句言われたら、私に折り返してもらっていいわよ。」

舞「私から直々に、お話ししてあげるのも満更ではない」

小鳥「もーー!ひどいれすよぉ、舞さんっ!」


ヴヴヴ…

小鳥「また…?」

小鳥「わ、わ、わ…!今度こそプロデューサーさんだ…っ!ど、どうしよう、どうしよう!?」


舞「じゃ、小鳥。また一緒に飲みましょ?次は、いい近況、訊かせてよね!」

小鳥「ま、舞さん!ちょっとーー!!?」

小鳥「で、電話出ないと…」


78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:45:25.03 ID:4Rq9Odub0
小鳥「あ、あの!ごめんなさい、プロデューサーさんっ」

小鳥「実は今ちょっと…その…友達と飲んでて、友達が悪ふざけを…」


小鳥「そ、そんなたいそうなことではないんですけど、でもちょっとお話ししたいこともあるかなって…」

小鳥「その……。えっと…。」


小鳥「明日とか、時間、空いてますか…?」




舞(小鳥の魅力…その人に伝わればいいわね)


舞(気持ちが本気だからこそ、不安や失敗を恐れる気持ち、よくわかる)

舞(その気持ちを退路にせず、前向きに走る自分の力に変えて。あとちょっとの勇気だけで十分)


舞(小鳥なら、絶対にできるから…)



<おしまい>


79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:45:49.97 ID:otEDFfL/0
最後が読めない


81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:49:31.95 ID:tEQvaFfQ0
これは後日談でも良いから書くべきピヨ


83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:51:31.09 ID:Hz/joHjxO
ここで終わるあんたの作風好きだ
けど続きはよ


84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:52:19.23 ID:XLHafod9O
ピヨコレートを渡すとこが重要なんじゃろ


85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:55:06.75 ID:vXKJ1psd0
乙。


86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/16(土) 01:55:45.02 ID:5m+xhRR90
昨日のスレだと牛乳仕込んだ等身大だったな


転載元

小鳥「チョコ渡しそびれたし、週末だから一人酒」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1360935882/






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2013/02/16 13:35 | CM(7) | アイドルマスター SS
    コメント一覧
  1. 774@いんばりあん [ 2013/02/16 14:03 ]
  2. 劇場版は小鳥・舞・尾崎世代のほろ苦ストーリーにすればいいと思うが、
    金儲けしか頭にないバンナムはやるはずないよなあ。
  3. 774@いんばりあん [ 2013/02/16 16:00 ]
  4. 確かに、後無小鳥は焦るべきかもしれん。
    年齢的に考えて、ピヨピヨ言ってる暇はないぞ
  5. 名無しさん [ 2013/02/16 16:08 ]
  6. しかし年齢考えずピヨピヨ言わない小鳥さんの何が可愛いと言うのか
  7. あ [ 2013/02/16 16:15 ]
  8. 小鳥さんは年齢と性格含めて総合的に可愛い
    [ 編集 ]
  9. 774@いんばりあん [ 2013/02/16 17:14 ]
  10. 変態小鳥ではないんだよ!!
    牛乳仕込んだヌードチョコを作るようなな!!
  11. 774@いんばりあん [ 2013/02/16 17:16 ]
  12. きのうミルク噴出チョコをロッカーにぶち込んだ事務員とは思えんな
  13. 774@いんばりあん [ 2013/02/16 17:32 ]
  14. ケツの青いガキに諭される二十代女性・・・小鳥さんはかわいい
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