HEADLINE

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- | CM(-) | スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

雪乃「起きなさい、比企谷くん」八幡「……」スー、スー

2013/12/29 12:14 | CM(11) | 俺ガイル SS
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:36:27.59 ID:XbQHt1gr0
雪乃「……寝顔は意外とまともなのよね」

八幡「……」スー、スー

雪乃「はあ。……起きなさい、比企谷君。朝よ」ペシン

八幡「……ん?んう」

雪乃「起きたかしら?」

八幡「……お前今デコピンした?」ボー

雪乃「ええ。あなたがあまりに起きないから。もう九時よ」



3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:36:58.71 ID:XbQHt1gr0
八幡「おう。……なあ、俺、三限の日は十二時まで寝てたいって前に言わなかったか?」

雪乃「言ったわね。そしてそれは即却下したわ」

八幡「だったけか」

雪乃「ええ」

八幡「……おはよう、雪ノ下」

雪乃「おはよう、比企谷くん」

八幡「顔洗ってくる」テクテク

雪乃「はい」


4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:37:31.76 ID:XbQHt1gr0
シャー、ジャバジャバ

八幡「……」フキフキ

八幡(雪ノ下雪乃。彼女とこんな半同棲のような生活を続けて、もう一年近くになる)

八幡(同じ大学の別の学部に入学した俺達)

八幡(大学ってのは、同じキャンパスであっても、学部学科が違えば、なかなか知り合いと顔を合わさないもんだ)

八幡(ただ、俺と雪ノ下は住んでるアパートが隣同士だった。まあ、雪ノ下のはアパートというよりマンションだが)

八幡(そこで入学してしばらく経ったある日、事件が起きた)


6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:38:03.71 ID:XbQHt1gr0
八幡(雪ノ下にストーカーが出たんだ)

八幡(少し遅れて気づいた俺は、何かを考える前に走って、雪ノ下の家に向かった)

八幡(インターホンを鳴らして。玄関越しに聞こえたのは、とても怯えて憔悴しきった声だった)

八幡(そして問題解決に向けて、俺は動き出した)

八幡(その時に取ったいくつかの対策の一つとして、雪ノ下が俺の家に。俺が雪ノ下の家に泊まった。俺が現行犯で捕まえるために)

八幡(以来、犯人を警察に突き出し、事件が解決した後も。雪ノ下はなにかとうちに来るようになった)

八幡(どうにも恩返しがしたかったようなので。雪ノ下が満足するまでの間、しばらくは放っておこうと決めたのだが)

雪乃「比企谷くん。いつまで顔を洗っているの。朝ご飯、とっくにできてるわよ」

八幡(どうも最近は、俺の方もこの生活を『意外と悪くない』と感じてたりする)


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:38:46.50 ID:XbQHt1gr0
―――朝食を食べ終わった後。二人ともこたつに入ってコーヒーをすすりながら

八幡「お前、今日何限だったっけ」

雪乃「三限と、五限」

八幡「ふうん。お前って講義と講義の間の時間、何してんの」

雪乃「読書とか、自習よ。高校の時と変わらないわ」

八幡「相変わらずだな」

雪乃「あなたも似たようなものでしょう」

八幡「まあ、否定はしない。でも今はたまに男とつるんでるよ」

八幡(男と言っても、親交があるのは一人だけだけど)

雪乃「へえ」

八幡「何その顔」

雪乃「人間が心底驚いた時、きっとこんな顔よ」


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:39:20.32 ID:XbQHt1gr0
八幡「お前な……。俺だって、一人の時間の方が好きってだけで、別に友だち嫌いってわけじゃないからな」

雪乃「ええ、その友達ができなかっただけなのよね。だから余計に驚いてるのよ」

八幡「あっそ。お前、自分の言葉が結構ひどいこと知ってる?」

雪乃「さあ。……でも、よかったわね」

八幡(そう言ってほほ笑む雪ノ下は、意外とほんとうに嬉しそうだった)

八幡「まあな。あ、そうだ雪ノ下。俺今日晩飯いらねえ」

雪乃「え?……いえ、別に今日も作るなんて言ってないでしょうまだ」

八幡「でも言っとかないと後から文句言われそうだしな」

雪乃「それで、理由は?」

八幡「明日、ゼミの発表でな。準備しないといけないから、大学から何時に帰るか分からん」

雪乃「そう。……頑張ってね」

八幡「まあ、ほどほどにやるさ」


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:39:52.38 ID:XbQHt1gr0
―――昼ごろ、大学の前

八幡「じゃあな」

雪乃「ええ。また明日」

八幡「おう。……あ、そうだ雪ノ下」

雪乃「何?」

八幡「朝飯、いつもさんきゅな。美味いぞ」

雪乃「そ、そう。じゃあまたね比企谷くんちゃんと講義受けるのよ」スタスタ

八幡「母ちゃんかよお前は。ほいよ、じゃあまた」

雪乃(自分でも、早口で、顔が赤かったのが分かった。あの男は、たまに卑怯。いつも卑怯だけど、ああいうのは本当に卑怯だ)スタスタ

雪乃(意図せずに顔が緩むから、できるだけやめてほしい。ああいうのは)スタスタ


12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:40:22.44 ID:XbQHt1gr0
―――八幡、ゼミにて

男「で。ハッチはまだ、例のあの子と付き合ってないの?」

八幡「ん」カタカタ

男「そうなんだ。なんで?」

八幡「んー」カタカタ

男「ハッチ、パソコンの世界に入りすぎ。今は恋バナしよーぜー」

八幡「お前、先週終わらせたからってうぜえ。俺は発表明日なんだよ」クル

男「まーまー。コーヒー入れたからさ。ちょっと休憩すべき」

八幡「ちゃんと砂糖入れたか?」

男「入れた入れた、たっぷりね」

八幡「っそ」ズズズ


13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:40:53.86 ID:XbQHt1gr0
男「それで、例の雪ノ下さんの話」

八幡(目の前でニコニコしている熊みたいな体のこの男は、ゼミの同期)

八幡(基本一人でいることの多い奴なのだが、話してみると朗らかで、穏やかな奴だ)

八幡(ある意味、俺が初めて獲得した貴重な同性の友人。だって戸塚は天使で、材木座は知り合いだしな)

八幡(ただ、ケーキ作りが趣味で、好きな話は恋バナというのがたまに傷だが)

八幡「別に、付き合うとか付き合わないとか、そういう対象じゃない。だいたい、見たことあんだろ。釣り合わないんだよ」

八幡(色んな意味で、な。きっと、雪ノ下もそう思ってるだろう)

男「ふうん?でも、半同棲はしてる」

八幡「それだって、あいつが義理人情でやってるだけだ。別に色っぽいことなんか一つもない」


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:41:33.46 ID:XbQHt1gr0
男「ハッチがそう言うなら、本当なんだろうね」

八幡「そうだよ。勘ぐるな、めんどくさい」

男「はは、ごめんごめん。面白いから」

八幡「なにがだよ」

男「なんでもないよ」

男(多分君は気づいてないだろうけど、この話をしてる時の君の表情って、たまに照れたように唇を尖らせる)

男(それが、面白いんだ。見てて楽しい)

男「まあ、ハッチのそういうところ、結構すきだよって話」

八幡「……お前、ホモじゃねえだろうな。俺、男は戸塚以外認めねえぞ」

男「違うよー。僕、彼女いるし」

八幡「けっ、知ってるよ。そら、休憩おわり。続きするから手伝え」

男「はーい」


15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:42:05.39 ID:XbQHt1gr0
―――日付が変わりそうなぐらいの深夜、八幡帰宅

八幡「はー、さむ」ガチャ

八幡(ん?部屋の電気ついてる)

テクテク

雪乃「……」スー、スー

八幡「……ただいま、雪ノ下」

八幡(こたつに突っ伏して、穏やかな寝息を立てる雪ノ下がいた。傍には、読みかけらしい本が置いてある)

八幡「いい匂いするな……ああ」

八幡(台所のコンロの上には、とん汁とおでんの入った鍋がそれぞれ置いてあった。冷蔵庫には書置きが貼ってある)

雪乃『準備、お疲れ様です。とん汁とおでんは温めなおして食べてください。冷蔵庫にはサラダが入ってます。食べた食器は流しに置いといてください』

八幡(こいつ、手紙だと敬語になるんだよな……)


16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:42:27.01 ID:EEV2/w2d0
夫婦じゃねえか


17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:42:58.08 ID:XbQHt1gr0
八幡(なんだろう。今、俺が感じているこの気持ち。これを言葉にしたらなんて言うのか、俺は知ってる)

八幡(でもその気持ちは、今までずっと、俺を苦しめるものでしかなかった。俺の黒歴史を量産するものでしかなかった)

八幡(今回も、そうなのだろうか。それとも、違うのだろうか)

八幡(まあ、どう転ぶのかはまだ分からないが)

八幡(いつか、雪ノ下に伝えるときが来るのだろうか。この気持ちを)

八幡(とりあえず今は。目の前のご飯を頂こう)

八幡「……いただきます」

八幡(彼女を起こさないようにそっと声をかけて、俺はコンロに火をかけた)





18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:43:04.96 ID:Vhe8ygMN0
ビッチさんどこいったんや


20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:43:29.17 ID:EEV2/w2d0



22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/28(土) 23:43:47.92 ID:LVoaaM7c0
おつ


転載元

雪乃「起きなさい、比企谷くん」八幡「……」スー、スー

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1388241387/







関連記事
2013/12/29 12:14 | CM(11) | 俺ガイル SS
    コメント一覧
  1. 774@いんばりあん [ 2013/12/29 12:37 ]
  2. ビッチは死んだ、もういない
  3. 名無しさん@ニュース2ch [ 2013/12/29 13:09 ]
  4. オリキャラほど萎えるものは無い
  5. 774@いんばりあん [ 2013/12/29 15:03 ]
  6. 名無しさん@ニュース2ch [ 2013/12/29 15:54 ]
  7. ビッチさん、大学受からなかったんだろうな
  8. 774@いんばりあん [ 2013/12/29 16:40 ]
  9. ビッチさんは気付いたら着エロに出てそう
  10. 774@いんばりあん [ 2013/12/29 18:45 ]
  11. ビッチさんをガハマさんて言うのやめろよ!!
  12. 名無し [ 2013/12/29 20:25 ]
  13. 誰だよ男って戸塚か材木座でよかったじゃん
  14. 774@いんばりあん [ 2013/12/29 21:50 ]
  15. ビッチさんなんて最初から居なかったんや…
  16. ダイコン( ^ω^ ) [ 2014/01/03 14:17 ]
  17. こういうの好き。
    もちょっと読みたかった。
    オリキャラは…イラン。
  18. 774@いんばりあん [ 2014/01/04 13:30 ]
  19. 書き置きのとこ読んだら目頭熱くなった
  20. 774@いんばりあん [ 2014/03/01 10:36 ]
  21. ガハマさんはいないんだ
    世界はもう許されて、君も平穏な日々へ帰っていく時なんだ
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

インバリアントへようこそ
インバリアント -SSまとめサイト-
管理人:こばりあんと



  • About
  • 記事一覧
  • Twitter
  • まとめ依頼
  • ランダム SS
カテゴリ
アーカイブス

2018年 02月 (25)
2018年 01月 (7)
2017年 12月 (3)
2017年 11月 (22)
2017年 10月 (11)
2017年 09月 (2)
2017年 08月 (161)
2017年 07月 (180)
2017年 06月 (139)
2017年 05月 (311)
2017年 04月 (157)
2016年 02月 (1)
2015年 12月 (1)
2015年 05月 (261)
2015年 04月 (295)
2015年 03月 (305)
2015年 02月 (259)
2015年 01月 (283)
2014年 12月 (275)
2014年 11月 (287)
2014年 10月 (285)
2014年 09月 (262)
2014年 08月 (264)
2014年 07月 (262)
2014年 06月 (223)
2014年 05月 (218)
2014年 04月 (209)
2014年 03月 (185)
2014年 02月 (172)
2014年 01月 (191)
2013年 12月 (184)
2013年 11月 (183)
2013年 10月 (180)
2013年 09月 (153)
2013年 08月 (141)
2013年 07月 (154)
2013年 06月 (146)
2013年 05月 (152)
2013年 04月 (148)
2013年 03月 (130)
2013年 02月 (111)
2013年 01月 (123)
2012年 12月 (127)
2012年 11月 (120)
2012年 10月 (127)
2012年 09月 (117)
2012年 08月 (120)
2012年 07月 (122)
2012年 06月 (116)
2012年 05月 (122)
2012年 04月 (121)
2012年 03月 (123)
2012年 02月 (116)
2012年 01月 (122)
2011年 12月 (118)
2011年 11月 (113)
2011年 10月 (119)
2011年 09月 (110)
2011年 08月 (118)
2011年 07月 (118)
2011年 06月 (118)
2011年 05月 (123)
2011年 04月 (124)
2011年 03月 (117)
2011年 02月 (95)
2011年 01月 (109)
2010年 12月 (119)
2010年 11月 (110)
2010年 10月 (120)
2010年 09月 (74)
2010年 08月 (87)
2010年 07月 (113)
2010年 06月 (72)
2010年 05月 (67)
2010年 04月 (3)

SS検索
Ads
最新記事
Ads2
人気SSランキング


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。