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勇者「旅の仲間は女騎士、女退魔師、女教師か。……女教師?」

2014/10/25 00:34 | CM(0) | 創作・魔王勇者系 SS
1 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:08:15 ID:vdV1tm/M
勇者「仲間にしちゃってから言うのもアレだけど、なんでこの3人を推薦されたんだろう」

女騎士「どうした、勇者殿。わたしたちに何か問題が?」

勇者「ああいや、君はいいわ。騎士なら剣の腕もそれなりだろうし、頼りになりそうだ」

女騎士「ふむ、そうか。この日のために鍛えてきた剣技、必ずや勇者殿の役に立ててみせよう」

勇者「ああ、よろしく頼む。で、他のメンバーだけど……」

女退魔師「何? わたしに何か不満でも?」

勇者「いや、不満っつーか……退魔師って、何?」

女退魔師「読んで字の如く、魔物を退治する専門家よ」

勇者「具体的には、どうやって?」

女退魔師「魔法で」

勇者「ああ、魔法使いね。それならわかる。うん、この人も頼りになりそうだ」

女退魔師「ええ、任せて頂戴」

勇者「さて」

女教師「?」



2 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:13:20 ID:vdV1tm/M
勇者「教師って、何?」

女教師「あ、はい。学校で生徒に勉強を教える、教職員です」

勇者「学校の先生ってことだよな」

女教師「そうとも言いますね」

勇者「あ、あれか? 剣術学校とか、魔法学校とか?」

女教師「いえ、普通の学校ですけど」

勇者「何を教えてんの?」

女教師「ひと通り全部できますけど、体育は少し苦手です。得意科目は外国語です」

勇者「あ、そう……」

女教師「勇者様のお役に立てるように頑張ります!」

勇者「ああ、うん。頑張ってくださいね」


3 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:18:21 ID:vdV1tm/M
勇者「さて、改めて……出発前に、気合を入れとくか。……女騎士! その剣の腕、頼りにしてるぞ!」

女騎士「無論だ。大船に乗ったつもりで安心していてくれ」

勇者「女退魔師! 魔物退治の専門家としての技術、存分に揮ってくれ!」

女退魔師「ふっ、魔物ごとき、指一本触れさせずに倒してみせるわ」

勇者「そして女教師!」

女教師「はいっ」

勇者「えーと……」ジー

女教師「?」

勇者「えーと……おっぱいでかいっすね。ちょっと触ってみていい?」

女教師「いや、なんでですか。嫌ですよ」

勇者「ですよね。えっと……まあいいや。では出発!」スタスタ


4 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:24:08 ID:sBHofz0Y
勇者何してんだよだよww


5 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:26:53 ID:vdV1tm/M
勇者「まあ何でもいいや。さあ、こっからはちょっと巻きでいくぞ」スタスタ

女騎士「急ぐのか?」

勇者「こんな出オチみたいな面子で長々と続けてもgdgdになって飽きるだろ」

女騎士「ふむ、よくわからないがそういうものなのか」

勇者「っと、さっそく敵が出たぞ」

女騎士「むっ、戦闘か」

女退魔師「あれは、オークだわ。わたしの魔法で……」

女騎士「わたしに任せろ!」ダダッ

勇者「あ、おい……」

女騎士「うわ何をするやめろっ」

オーク「グヘヘヘつかまえたー」

女騎士「くっ殺せっ」

オーク「グヘヘヘ」パコパコ


7 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:30:30 ID:vdV1tm/M
女騎士「ううっ……騎士ともあろうものが、魔物ごときにあんな辱めを……」トボトボ

勇者「まあ現れたのがオークという時点でそうなる気はしてた」

女教師「あっ、また魔物が! なんか気持ち悪い触手がウネウネと蠢いてますっ!」

女退魔師「今度はわたしに任せて!」ダダッ

勇者「あ、ちょっと待……行っちゃった」

女退魔師「きゃあああっ! だめっ、そんなの入らないっ」

触手「ウネウネ」グチュグチュ

女退魔師「いやああああ」

勇者「ああ……まあ、こうなるよな……」


8 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:33:24 ID:vdV1tm/M
勇者「あ、また何か現れた」

女教師「あれは……男子生徒ですねっ。今度はわたしが行きます!」タタッ

勇者「いや、えっと……うん、もういいや、行ってきて」

女教師「わ、わたしをどうするつもり!? こんな、体育倉庫なんかに連れ込んでっ!」

男子生徒「へっへっへっ。騒いでも誰も来ないぜ」

体育教師「おいっ、そこで何をしてる!」

女教師「あっ、先生、助けてくださいっ」

体育教師「なんてな。よしお前、足押さえてろ」カチャカチャ

女教師「いやあああっ」


9 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:38:19 ID:vdV1tm/M
女騎士「はぁ……」トボトボ

女退魔師「……」トボトボ

女教師「ううっ……」シクシク

勇者「まあ、なんつーか、相手が悪かったな。しょうがないよ」

勇者「あ、そうだ。そうそう、相手が悪いんだよ。あいつらって君らの天敵みたいなもんだし」

勇者「次は担当を替えてみたらどうだ?」

女騎士「担当を……?」

女教師「わたしは3年B組の担任ですけど」

勇者「話がややこしくなるからあんたは黙っててくれ」


10 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:43:16 ID:vdV1tm/M
勇者「つまり相性の悪い組み合わせを避けて戦えばいいんだよ」

女騎士「なるほど……では、次からそうしよう」

女教師「あっ、また触手の魔物が出ました!」

女退魔師「魔物!? よし、わたしが……」

勇者「いや、なんで行こうとするんだよ。話聞いてろよ」ガシッ

女退魔師「行っちゃだめなの?」

勇者「だめだよ」

女退魔師「じゃあどうするの?」

勇者「女騎士、行ってこい」

女騎士「わたしか。よし、汚名返上だ。魔物め、覚悟しろ!」ダダッ

女騎士「はぁーっ、とりゃあ!」ズバッ! ザシュッ!

触手「ウネー、ウネー」ボトッ ボトッ

勇者「よし作戦成功、触手を剣で斬り落としまくってる」

女騎士「とどめだ! てやあーっ!」ザンッ!


11 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:48:32 ID:vdV1tm/M
女騎士「やった! 勝ったぞ!」キャッキャッ

勇者「適材適所ってやつだな。上手くいってよかった」

女退魔師「羨ましいわね……わたしにも名誉挽回のチャンスが欲しいわ」

勇者「まあそのうち機会があるだろ。……ん? 誰かいるな」

男子生徒「先生、鉄棒が上手くできません」

体育教師「そうか、じゃあ先生が練習につきあってやろう。この肉棒でな……」ボロン

男子生徒「先生……///」

女教師「勇者様、敵です! わたしが行ってきます!」

勇者「いやだから、あんたが行ってどうすんだよ。俺の話聞けよ」

女退魔師「今度はわたしの出番ね!」ダダッ

女退魔師「魔物たちよ、暗黒の世界に還れ!」ゴオオオオ

男子生徒・体育教師「「ぎゃあああああ」」

勇者「つーかあれ魔物か?」


12 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:53:21 ID:vdV1tm/M
女退魔師「勝ったわ!」キャッキャッ

勇者「ああ、うん。よかったね」

女騎士「また魔物だ!」

勇者「またかよ」

女退魔師「オークだわ!」

女騎士「わたしがっ……」ダッ

勇者「だから! 違うだろーがよ!」ガシッ

女教師「わたしですねっ!」タタタッ

勇者「あ、いや……これはどうなんだろうな」

オーク「グヘヘヘヘヘ」ズッポズッポ

女教師「ああっ、いやああああっ」

勇者「まあ、こうなるか……」


13 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 17:59:42 ID:vdV1tm/M
女教師「ふえぇ……」グスグス

勇者「まあなんつーか、あれだ、野良犬にでも噛まれたと思って……」

女退魔師「っていうか、わたしたちばかりに戦わせてないで、たまにはあなたも戦いなさいよ」

勇者「いや描写が無かっただけで、あんたらが討ち漏らした敵は俺が倒してたんだよ」

女退魔師「あら、そうだったの。ごめんなさい」

勇者「しかしあれだな、他の2人はともかく女教師はあまり使い物にならんな。やっぱり帰ってもらうか」

女教師「え……わたし、さっきの不祥事のせいで懲戒免職になるんですか……?」

勇者「いや懲戒っつーか、普通に使えないから解雇かな……」

女教師「ちょっと待ってください……わかりました、わたし、本気出します」

勇者「いや、本気出して教育熱心になられてもなあ」

女教師「違います。今まで秘密にしてましたけど、わたし、実は凄い能力を持ってるんです」

勇者「どんなの?」

女教師「世界間移動の超能力です」

勇者「なにそれ」


14 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:03:45 ID:vdV1tm/M
女教師「ちょっと異世界に行って武器を調達してきますから、待っててください」シュンッ

勇者「うお、消えた。ほんとに凄い能力持ってるっぽいな」

女退魔師「人は見かけによらないわね」

女騎士「よくわからないが、なんだか話が大きくなってきたな」


シュンッ

女教師「お待たせしてすみません。ちょっと調達に手間取っちゃいました」

勇者「あ、戻ってきた。その手に抱えてるのが、調達してくるって言ってた武器?」

女騎士「ふむ、これは何だろう。杖か?」

女教師「これは、散弾銃です」

女退魔師「さんだん……何? よくわからないわね。その杖で敵を殴るの?」

女教師「殴りません。これは飛び道具です」

女騎士「投げるのか」

女教師「投げません。撃ちます」

女騎士「撃つ……? 何だろう、弓のようなものだろうか」


15 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:06:26 ID:vdV1tm/M
勇者「で、その散弾銃とやらがあれば、他の2人みたいに戦えんの?」

女教師「戦えます」

女騎士「あっ魔物が出たぞ! オークだ!」

女教師「わたしに任せてください!」パァンッ!

オーク「ギャアアアア」ドサッ

勇者「なにあれすごい」

女騎士「ほう、見くびってしまっていたが、教師とは凄いものなのだな」

女退魔師「教師と関係あるのかしら、あれ」


16 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:12:23 ID:vdV1tm/M
勇者「いったいどういう仕組みなんだ? その武器は」

女騎士「魔法の杖なのだろうか」

女退魔師「爆発音がしたから、あの爆発を敵の体に転移させる魔法なのかしらね」

女教師「ふふん。知りたいですか? ではお教えしましょう」

女教師「さっきの退魔師さんの推測は、当たらずとも遠からずという感じでしたね」

女教師「えっと、まず、この中で火薬を燃焼させ、化学エネルギーを生み出します」

女教師「燃焼ガスが膨張すると、圧力によって弾が押し出され、弾は運動エネルギーを持ちます」

女教師「弾の運動エネルギーは射撃対象の物体に衝突することで変形エネルギーとなって伝わり、弾性変形をさせるわけですが」

女教師「その物体の弾性限界を超えた部分については塑性変形となり、物体は破壊されるわけです」

女教師「つまりエネルギーの変換を利用した……聴いてますか?」

勇者「……」ウトウト

女騎士「……」ウツラウツラ

女退魔師「……」zzz

女教師「もうっ、ちゃんと聴いてくださいよぅ」


17 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:17:44 ID:vdV1tm/M
勇者「うん? ああ聴いてた聴いてた。要するにパーンってなるとドチャってなって、相手が死ぬんだろ」

女教師「それはそうですけど……わたしの授業って、下手なんでしょうか」

女騎士「ともあれ、その武器があれば……あっ、また触手の魔物だ!」

女教師「はいっ、任せてくださいっ」パァン! パァン!

女退魔師「本当に凄いわね。また魔物を倒したわ」

勇者「もう全部あの人だけでいいんじゃないかな……んっ? あれは……」

男子生徒「先生、マット運動がうまくできません」

体育教師「そうかそうか、先生が教えてやろう。大人のマット運動をな……」

男子生徒「先生……///」

女教師「あっ、また男子生徒と体育教師が現れましたっ! あれもわたしが散弾銃で……」ジャキッ

勇者「いやちょっと待て待て待て待て、それはちょっとアレだ、生々しすぎるっ」ガシッ

女教師「はあ、そうですか」

勇者「っていうか倒さなくていいよ男子生徒とか体育教師とか。今更だけど」


18 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:22:20 ID:vdV1tm/M
勇者「さて、じゃあそろそろ帰るか」

女教師「えっ? このまま魔王を倒しに行くんじゃないんですか?」

女騎士「あ……それなんだが……あなたが武器を調達しに行ってる間に伝令が来てな」

女教師「伝令? お城からですか?」

女退魔師「ええ。馬に乗った騎士がパカッパカッと走ってきてね」

勇者「あの騎士のおっさん、けっこう強そうだったな。あの人が仲間でもよかったのに」

女騎士「半年ほど前から旅に出ていた勇者殿の父上、つまり先代の勇者が、魔王を倒すことに成功したそうだ」

女教師「ええっ!?」

勇者「帰りが遅いから父さんはもう死んだのかと思ってたけど、ちゃんと魔王倒して帰ってきたわ。さすがだな俺の父さん」

女騎士「まったく、勇者の血筋とは凄いものだな。勇者殿の父上は、学校では劣等生だったと聞いていたのだが……」

女退魔師「たったひとりで魔王を倒して生還するなんて、なかなか出来ることじゃないわよ」

女教師「えっ、えっ?」


19 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:26:48 ID:vdV1tm/M
勇者「まあ、帰り道でも魔物は出るだろうしな。もうしばらくの間、よろしく頼むよ」

女騎士「うむ。任せてもらおう」

女退魔師「ええ、もう二度と魔物なんかに不覚はとらないわ」

勇者「あと、女教師さん」

女教師「あ、はい」

勇者「もしよかったら、町に帰ってから、俺と結婚を前提とした交際をしてもらえないだろうか」

女教師「ええっ!? なんでそうなるんですか!? なんでわたしなんですか!?」

勇者「おっぱいが大きいからです」


こうして勇者は女教師と結婚し、末永く幸せに暮らしました


おわり


20 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 18:36:42 ID:sBHofz0Y
なんだこれwwwww


22 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 23:55:59 ID:5gJnepBA
乙!
最初から追いかけてたけど感無量だよ


転載元

勇者「旅の仲間は女騎士、女退魔師、女教師か。……女教師?」

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1408090095/





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